当山の縁起
慈明山 阿舎羅院
東光寺
天文年間に浄信和尚が五日市の小丘の地を霊地と定めて開創されてから爾来400有余年。江戸時代を通じて隆盛をきわめ、境内に注連縄を張って踊る当時の「天道念仏」の様は「江戸名所図会」に描かれてその賑わい振りをよく伝える。境内の不動堂本尊「浪切不動」は海上守護神として古くから船人たちの信仰を集めた。旧本堂は昭和34年暮近隣からの出火の類焼の厄を蒙り、その7年後に檀信徒の尽力により再建し今にいたっている。
ご本尊:薬師如来
札 所:
東三十三所観音霊場27番、吉橋大師八十八所霊場62番
浪切不動尊
本尊:薬師如来
当山のご本尊は薬師瑠璃光如来で「お薬師さま」とよばれ、人々の信仰をあつめてきました。その名前は原語ではバイサジャグルといいます。バイサジャは「薬」「治療」を、グルは「指導者」を意味します。


浪切不動尊
東光寺の境内は貝塚跡積層地であり、貝殻がたくさんあります。昔はこの地から海が一望できたそうです。境内の不動堂に安置されている不動明王は浪切不動といい、以前は近隣船乗業者、漁師の信仰を集めていたそうです。現在は正月と毎月28日に護摩を焚いています。


十二神将像

